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アームス(肩が上がる)について

肩が上がるについて

バレエをはじめて、先生に注意を受ける一番のダメ出しといえばコレ。

「肩を下げて」

先生も何度このダメ出しをしたことでしょう。

肩が上がらないように意識できてる間はいいんですけど、他に意識が行ってしまうと忽ち、肩はスクスクっと上がってしまう。。。

何ででしょう???

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肩が上がるとは、首や肩周辺の筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など)が収縮し、肩甲帯が挙上(上に上がる)している状態です。
腕を横から上に(アンオー)上げることを「外転」といい、その際の肩甲骨は上方回転しています。
それが、外転の際に、肩甲骨の上方回転と同時に挙上、または上方回転より先に挙上してしまうことで、「肩下げて!」と言われてしまう状態になってしまいます。

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慎重に慎重に肩が上がらずにアンオーまで持っていけても、足を動かした途端に、、、
無意識に、勝手に動いてしまう、上がってしまうということは、なにかの代償運動、代償動作と考えていいのでしょう。
肩以外のどこかの動きの悪さや、コントロールできないストレスなどを、肩を上げるという代償運動、代償動作によって解消させているのでしょう。
上の場合、足の動かし方に問題があるので、肩に力を入れ上げることで代償しているのです。

上がる肩がいけないのではなく、上げざる終えなくしているそれ以外の使い方、を見直してみることが大切です。

上がらないように、上がらないようにと、肩にばかりフォーカスしていると、何時までも先生からの駄目だしの的にされてしまいます。

ちなみに、肩が上がらない人は意識して上げない訳ではないんですね。
上がらないようにしているわけではなく、上がらないんです。
上がると腕が上がりづらいし。
上がるとジャンプしづらいし。
上がると動きずらいんですね。

では、
いくら意識しても腕を上げると肩が上がってしまう方へ

こうしたお悩みの4名の方に、こんな2つの実験をしてもらいました。

実験方法1
5つの重さの違う古紙の束を片手で持ち上げてもらいます。
そのそれぞれの重さの物を、軽いものから順番に持ち上げた時の、肩の状態を観察します。
5つの重さはそれぞれ、100g、500g、1kg、2kg、4kgとします。
また肩の力を抜いてなどの指示はしないで行います。
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実験結果はこんな感じでした。
4人中1人 100g、500g、1kgとどれも肩は上がっていましたが、2kgから肩が上がらずに持ち上げています。4kgも同様に上がらずに持っていられます。

4人中1人 100g、500g、1kgとどれも肩は上がっていましたが、2kgになるとたまに肩の力が抜けたり入ったりしています。4kgは肩が上がらず持っていられています。

4人中2人 100g、500g、1kg、2kg、4kgどれを持ち上げても肩が上がってしまいます。

皆さん肩が上がらずいけるかな?と思っていたのですが、どうもそうは行かないようなのです。この結果を踏まえてもう一つの実験。

実験方法2
両手で天井を押している時の肩の状態を観察します。
まっすぐ立ち両手を上げて、天井に手のひらが付くスペースで、そこから天井をゆっくりと力を少しずつ加えながら押し上げてもらいます。腰が抜けないように、よいポジッションを見つけながら、一番押しやすい姿勢で行ってもらいます。
こちらも肩の力を抜いてなどの指示はしないで行います。

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実験結果は4人とも、手を上げ天井に触れているときは、肩が上がっているのですが、天井を押しはじめると、早い人ではすぐに肩に入った力が抜けました。
結果4人ともに押している間肩の力が抜け、一度抜けるとそのまま片足になったり、ルルベになったりしても変わることなく抜け続けていました。

因みにこの2つ目に実験で、押し始めてまもなく肩の力が抜けた人は、最初の実験で2kgから肩が上がらないで持ち上げられた人でした。

さて、この2つの実験から肩が上がってしまうメカニズムをこう考えます。
皆さん負荷があった上ですが、肩の力が抜けた!という経験が出来ました。
力を入れて肩を上げ無いのではなく、力が抜けたことで不用意にも上がらなくなれました。

それはこういうことです。
最初の実験で言うなら、軽いものは腕の力で上げられていたのですが、ある重さから腕の力だけではどうにもならなくなると、全身で重さを支えなければいけなくなります。その腕の力だけで持つ(部分運動)のではなく、全身で持ち上げる(全身運動)ことにより、不必要な力、肩の力が抜けたんだと思います。
肩の力が抜けることで、体の力が引き出されより大きな運動が可能になります。

2つ目の実験でも、より全身運動を体験できます。
力がうまく天井に伝わらないときは、体のどこかに負担を感じます。ももに力が入ってるとか、腰が痛いとか、首に力が入ってしまうとか。。。こういったとき、体のつながりが何処かで切れてしまっています。
よいポジションで押せているとき、肩が上がっているときに抜けていた広背筋などに力が
入り、押していることに充実感と体の一体感を感じます。
こんな時、全身運動となっており、全身はつながり、肩は意識せずとも抜けています。

この4人の方も含め、踊っているときに肩が上がってしまう人は日常の動作でも不用意に必要のない力が入ってしまっているようです。
日頃から全身がつながる動作を心がけることが、バレエする上でも生きてくると思います。

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