正しい歩き方でよく目にするキーワード!それってどう?

正しい歩き方とは?
いったいどういった歩き方なのでしょうか?

正しい歩き方ということは、逆の正しくない歩き方があるわけです。
例えば、極端に前のめりな歩き方、足先が内側を向いてしまう歩き方、上下や左右の動きが大きい歩き方、とか。。。。

こうした正しくない歩き方の人たちが、そうなった原因は2つあるようです。

体の痛み
膝を痛めた、足首を痛めた、股関節を痛めた、腰を痛めた、、、など体の痛みを庇いながら歩くことで、身に付いてしまった正しくない歩き方。慢性腰痛の人などは、腰を出来るだけ動かさないように歩く癖が完全に身に付いていて、痛くない時でも腰を庇いながら歩いています。
靴が足に合わない、ヒールを上手く履きこなせない方なども、それが足の痛みになり同じように、庇ったりしたことが身に付いてしまった正しくない歩き方。

正しくない情報と正しい情報の間違った解釈
ネット(動画)、雑誌、本、TV、セミナー、あらゆる媒体でよく目にする、正しい歩き方の情報。中にはそれはちょっとと思われる内容もあるので、気を付けて取り入れなくてはいけませんが、正しい説明も間違った解釈をしてしまったら、正しくない情報を取り入れたことと変わらなくなってしまいます。

その幾つかを取り上げてみます。

踵から着地する

どこから足をつくべきか?というのは、歩き方の説明でよくあがるキーワードです。
ほとんどの人たちの歩行は、何か特別な歩き方の指導を受けていたり、体の痛みで庇いながら歩かざる負えない場合でない限り、踏み出した足が踵から地面に付くのは、足の構造的にも至って自然な状態です。但し、歩くスピードにより踵が床に触れる感覚には違いがあり、ゆっくりであればあるほど、踵から床に付く感覚が強くなります。

足裏全体で着地する

これもどこから足をつくべきか?ですが、ここ最近、この足裏全体で着地するという説明をよく見聞きします。
これについては説明する観点が少し違うのだと思っています。足裏全体論は、着地する足に体重が完全に乗る瞬間のことを指していて、踵着地論は、最初に足が床に触れる箇所のことを指しているのでしょうね。だから、踵着地論も体重が完全に乗る瞬間は、足裏全体で体重を受け止めているということですし、足裏全体論も、厳密には床に触れ始めるのは踵が一番早いということです。
あとこれらどこから足が着地する論は、歩くスピードと歩き方でかなり感じ方が違います。
踵からの着地を強く感じる歩き方とスピードと、足裏全体で着地している感じがする歩き方とスピードがあるということです。

たまにTVなどで、この足裏全体着地論を紹介していて、それを実践しているタレントさんが、忍び足のような奇妙な歩き方になっているところを見たことがあります。本人は歩きやすいなんて言ってましたけど(笑)。

足裏のローリング


これは着地する足に掛かる重心(体重)が、踵から始まり、ローリングするように、足の外側を通り、小指から親指に徐々に掛かっていくという説明ですね。
これも歩くスピードによって感じ方に違いがありますので、あなたの歩くスピードがどの程度であるかで、ローリングする感覚が無くても問題ありません。
また、土踏まずが少ない(偏平足)の方は、あまり意識しないことをお勧めいたします。

母指球で地面を蹴る(押す)

次の足へのバトンタッチの瞬間、ローリングからの最後に母指球(親指)で押す、または蹴るという説明です。説明としてはそれっぽいですね。
今は走るときでも地面を蹴るな、と言われます。歩くときも同じく、蹴るような足先の動作は必要ありません。「押す」も実際には押すような動きをしているのですが、速足で歩くときなら、多少は押す感覚はありますが、それも初めの数歩だけでスピードが乗ってきたら押す必要もなくなりますし、歩くたびに押していたら親指おかしくなります。ましてや普通のスピードで押す必要性はないでしょう。

前傾姿勢


これ最近もあるんですかね?たまに見かけますが、前傾姿勢で、前のめりで歩くと進み易い、楽だとか言うやつです。
よく朝方駅の近くで、必死に前傾姿勢で歩いている人を見かけます。寝坊したのでしょうかね。
すっごく急いでいれば自然と速足に、見た目は多少前傾姿勢に見えますが、本来スピードが乗ってきたら体は前傾姿勢になってはいけません。急いでなければ尚のこと前傾姿勢である必要ありませんし、普通のスピードで前傾姿勢は問題大ありです。
その人が、こうした情報を聞いてそうしているのかはわかりませんがが、この前傾姿勢の人は町でよく見かけます。
こういう人は、倒れこむ体を出す足で受け止め受け止め前に進むので、足には相当な負担がきます。目線も低くなりやすいですね。

腕をよく振る

これは普通歩きのときというより、ウォーキングのときのアドバイスなどでよく言われることですね。
腕をよく振ることで肩甲骨が動き、代謝が良くなるという説明です。
腕の振りは歩くときに必要があって振れてしまうのです。振れることでうまくバランスよく歩けるというわけです。意識的に振るのではなく、あくまで下半身の動きに連動するように、反射的に動いてしまうといった動きなのです。
なので、その下半身の動きの連動を無視して、腕の振りが先行してしまったり、バランスを乱してしまうことになってしまう腕振りは禁物です。
下半身の動きを無視して、不用意に大きく振ることで、歩きの質が悪くならないようにしてください。

スタンスを広くする

これもウォーキングの説明に多い、スタンスを広げることが代謝量アップにつながるというものです。
歩幅はホント個人差があります。股関節の可動域や、歩きのスピードによっても歩幅が変わります。
どんな人でも、スピードが上がれば広くなり、ゆっくりな歩きでは狭くなります。
なので、むやみに広げることで、股関節や膝、足首などへ負担にならないようにしてください。
代謝量アップがしたいのであれば、スタンスを広くするより、その分距離を増やすことをお勧めします。

左右に揺れない

踏み出すたびに、左右に体が揺れたり、上下に揺れたり、体の重心が左右上下に揺れながら歩くことは、体力を奪い、結果的に下半身を中心に体の負担になってしまいます。やめましょう!

はいやめます!っと、そう簡単には上手く歩けないですが、重心の揺れが少ない人の歩きは軸があるように見えます。美しくもありますね。
移動のプロ、長短距離のランナー、登山家、長距離Walker(歩ける人)など、皆に共通しているところです。

腹筋に力を入れる・引き上げる・お尻を閉める

歩き方、ウォーキングだけでなく、運動全般でよく言われるキーワードです。
あと、どこどこの筋肉意識してなどもそうですが、どれもが上手く動けた結果そうなっているもので、意識して行う動作とは結果に少々違いが出ます。
腹筋に力を入れたところで、歩くことに必要が無ければ邪魔になることもあるんです。感じ難いですが、歩けばお腹に力が自然に誰でも入ります。必ず。
引き上げるも同じく、結果的になっているものです。よくこの「引き上げる」って使われますが、概念的なもので、何をどうすればいいのか?具体的にははっきりしないのです。でも引きあがっている人も、引きあがってない人もいることは確かです。これも正しく歩けるようになることで、少しずつ身に付いていくものです。
お尻を閉めるは、はっきり言ってよくわかりません。私的にはお尻を閉めたら歩きにくいだけでしかありません。これもイメージ的なことなのでしょうか?

 

正しい歩き方

では、正しい歩き方とはいったいどんな歩き方なのか?
一言で言えば、こんな感じなのでしょうか。

長い距離を出来るだけ少ない疲労で歩くことが出来る。

いろいろなところで語られる、正しい歩き方を100%実践できたとしても、すぐに疲れてしまったり、体のどこかが痛くなったりするようでは、その正しいとされる方法もあなたにとっては正しいとは言えません。
長く楽に歩けて、それで見た目にも美しければ尚宜し!というところでしょうか。

歩いても歩いてももっと歩きたくなる歩き方で歩きたいですね。

正しい歩き方のポイント3つ!
重心が上下左右にあまり揺れない。
足音が小さい。
軸足ウォーク。

重心が上下左右にあまり揺れない
これは先にも述べたように、揺れることは、その体の重さを支える筋肉や関節の負担になってしまいます。楽に長い距離を歩くためには、出来るだけ揺れないような機能的な歩き方が望ましいです。結果的に揺れの少ない歩き方は、一本軸がある、美しい歩き方に見えます。

足音が小さい
これは、踏み出す足の着地の問題です。足音が大きい人は、踏み出すたびに足から体に衝撃が加わります。大きけば大きくなるほど衝撃も大きくなり、体の負担、疲労、故障につながります。足音が小さいということは、その衝撃も小さく、負担の少ない、疲労しにくい、故障しにくい、長く歩ける歩き方となります。

軸足ウォーク
この後説明します!

 

あ、う〇こが、どう避ける?

歩いていれば、踏みたくない物に遭遇することも何度となくあるかと思います。
ヒヤッとし、さっとかわした経験ありますよね。
そんな時、よくかわした右足!よくかわした左足!
と思っていませんか?
思わないまでも、うまくかわせて踏まずに済んだのは、踏まなかった右足の、左足のお陰、と思ってはいませんか?
ですが、それは違うんです。
踏まないで済めたのは、そのスッと避けたように見えた右足や左足ではなく、軸足になっている右足、左足なんです。
軸足の右足左足が、上がっている右足左足を避けさせたんです。
あまりそんなこと考えたことないかもしれませんが、なんとなく私たちはそんな動きを、避けたように見えた足の仕事だと思っています。
ですが、上がった足をどう動かすか?のコントロール権はあくまで軸足にあって、上がった足は限りなく無力なんです。
サッカーボールを蹴る、蹴り足は一見主役ではありますが、コントロールを握っているのは常に軸足にあるんです。
バレエダンサーの足技の美しさは、コントロールしている軸足の安定無くしては成しえません。

今度う〇こをうまくかわせた時には、ぜひ軸足を褒めてあげてください。

 

正しい歩き方のカギは軸足のノリにあり

普通のテンポで歩いている時に、地面に付いている足(軸足)に、しっかりと乗れているなぁなんて、あまり感じたことなどないかもしれません。ですが、上でも述べましたように、足をどう踏み出すかは、軸足が完全にコントロールしているので、しっかりと乗れているか、乗りがあまいかが、歩きに大きく影響してしまうのです。

乗りがあまい=バランスが崩れやすく、次の足に速く乗りたくなります。前傾歩行になりやすく、左右上下に揺れやすくなります。
乗りがあまい=バランスが崩れやすく、踏み出す足を完全にコントロール出来なくなることで、着地の失敗(大きな足音)につながります。足首、膝、股関節、腰などなど、関節への負担が大きくなります。
乗りがあまい=踏み出す足の着地が失敗しやすくなることで、また乗りがあまくなります。乗りのあまさの連鎖です。
しっかりと乗れている=バランスが取りやすく、踏み出す足のコントロールが出来ることで、着地がスムーズ(小さな足音)になります。関節の負担が少なく済みます。
しっかりと乗れている=踏み出す足の着地がスムーズになることで、しっかりと乗れるようになります。しっかり乗れる連鎖です。

正しい歩きはいろいろな側面から説明されることが多いですが、この軸足にしっかり乗ることで歩行が出来るようになるだけで、先に挙げた正しい歩き方のキーワードなどは一切気にしなくとも、必要なことは自然と出来るようになっています。

 

軸足ウォークの勧め

では実際に軸足ウォークをするための、エクスサイズをしてみましょう。
下のイラストAのように、どちらか片足で立ち、もう片方はいつでも踏み出せるポジションにスタンバイします。
数秒後(1~3秒)踏み出した足に乗りながら反対の足に(B)一気にCのポジションになります。


Aの軸足から反対のBの軸足の入れ替えの着地は出来るだけ滑らかに、Cのポジションでまたキープします。
これを繰り返します。

このように繰り返し繰り返し、軸足にしっかりと乗る練習をします。
バランスよく安定して乗れてるなっと思えるまで、何度もトライしてみましょう!
はじめはフラつきやすいかもしれませんので、どちらかの手で壁や手すりなどに摑まりながら行うといいかもしれません。。

慣れてきたら、今度はACEのキープする時間を短くしていきます。ゆっくりなペースで歩いている感じです。
最終的にはいつもあなたが歩いている速さのペースまでにしていきましょう。
ペースが変わっても、軸足に乗っている感覚、安定感が残っていることが大切です。

この軸足ウォークは、平地だけでなく、階段の上り下りのときにも役に立ちます。

軸の足で、上がっている足を送り出すように踏み出し、足音小さく着地軸足の入れ替えをし、次の一歩をまた軸足で送り出す、軸足ウォーク。
ぜひお試しください!

 

歩きの良し悪しを一発で検査する方法

ここまで長々書いてきましたが、手っ取り早くあなたの歩き方が良いか悪いか確かめる方法があります。
それがウォーキングマシンです。

ジムなどに行ってないと使えませんが、これを使うと一発で分かります。

判断基準は簡単で、歩きの悪い人(正しくない歩き方)は、マシンの上で前傾姿勢になってしまいます。または手すりにつかまらないと歩けません。
軸足のノリがあまいので、移動する地面(ウォーキングマシン)にさらに安定感が無くなり、早く次の一歩を踏み出そうとするので、どうしても前傾の姿勢になってしまいます。スピードが一定のマシンの上では、歩きを速くすることはできても、ゆっくり歩くことが出来ません。マシンの外での歩行は一見前傾でなくても、正しくない歩き方だと、マシンの上では必ず前傾姿勢になってしまいます。一目瞭然というやつです。

歩きの良い人(正しい歩き方)は、マシンの上で軸足ウォークが出来ます。
軸足のノリが良いので、移動する地面の上でも安定して立っていることができ、軸足でコントロールしながら次の一歩を踏み出すことができ、前傾姿勢になることもありません。

歩行がどうであるか?は生活の質(QOL)にかかわる大きな問題です。 歩いても歩いてももっと歩きたくなる歩き方、身に付けたいですね。

整体で体を整える セルフケアを取り入れる 体の使い方を見直す
緊張した筋肉や、緩んでしまった筋肉を、気持ちの良い刺激で調整し、バランスを整えていくことで、動きやすく、動きたくなる体にしていきます。
整体後は風船が付いているかのようです。 seitai<<<<
体が①今よりも辛くならないよう維持する。②いつもいい状態でいられるように維持する。③機能が向上しさらに軽く快適になるようにする。これどれもセルフケアです。あなたの考え方でしだいです。 selfcare<<<< 同じ症状に何度も悩まされてしまう方は、日常の習慣や動作などにも大きな問題が潜んでいます。機能的な動作を身に付け、動くほどに快適な疲れにくい、痛みにくい体を手に入れてください。 howto<<<<

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