ギックリ腰の原因と対処法

「魔女の一撃」というやつです。

まさに一撃っていう感じに、突然何者かに一撃食らったように、腰に強い痛みを感じ、酷い時には全く動けなくなってしまいます。

どう立ち上がっていいか?どうやって座ればいいか?今までどう寝返りしていたのか?起き上がり方がわからない!歩けない!・・・・・

なんてことになってしまう、通称ギックリ腰でお馴染みの「急性腰痛症」についてです。

ギックリ腰の痛み

多くは骨盤の仙骨周辺に、刺すような痛みを、ピンポイントに感じたり、線状に感じたり、仙骨を中心に広い範囲で感じたりします。炎症してしまうこともあれば、そうでないこともありますが、どちらにしても、炎症の痛み以上に、動作で引き起るその刺すような、裂けるような痛みが、たいへん強いことに体は委縮し、日常動作(立つ、座る、寝る、起き上がる、歩く、持つなどなど)に大きく影響します。

捻挫のような状態や、肉離れのような状態と言われることが多いですが、ギックリ腰のなり立ては、どちらかというとっている状態に近いです。仙骨周辺の一時的な筋痙攣状態により、まったく弛緩しない筋肉が、些細な動作にも引っ張られることで、刺すような避けるような痛みを感じます。なので、時にはその動作によっては、炎症にまで至ってしまうこともあります。

 

ギックリ腰の原因

上のイラストのように、重いものを持つときになるというイメージが強いギックリ腰ですが、実際には、力むような動きより、しゃがんだり、立ったり、顔を洗おうと屈んだりなんて、些細な動作で起きてしまうことが多いようです。逆に重いものを持つときなどは、気構えが出来てますから、体も準備が出来ていているので大丈夫なのでしょう。

ギックリ腰が起きてしまうのは、往々にしてそうした通常難なくこなせる動作が原因になるのですが、そんな簡単な動作が上手く出来なかった原因は、何時そうなってもおかしくない体の状態に問題があります。
中でも、共通して問題があると感じるのが下半身の状態です。
下半身の筋肉や関節の動きの悪さが、動作そのもののバランスを崩す切っ掛けとなり、魔女が腰を襲う原因となります。

よく聞くのは、長いこと座っている状態から立ち上がった瞬間や、変な体制で作業をしていてその後の動作でや、本人も想定しないそうした状態からの突然の強烈な痛みは、強いトラウマとなり、その後長い間悩ませることになるようです。

 

ギックリ腰になりやすい季節

ギックリ腰は年中なってもおかしくない症状ではありますが、何度も繰り返し発症する方には、共通して起きやすい季節があるようです。

体が強張る寒い時期になりやすい、そんなイメージもあるようですが、ギックリ腰の症状で来院が増えるのは、季節の変わり目、特に冬から春、夏から秋などに多い傾向がみられます。季節の変わり目に起きる、気温の急激な変化や、湿度や乾燥の変化などに、自律神経が乱れれることで、体温調節が上手くいかなかったり、内臓系の働きが低下したりといったことが、体のバランスに影響し、ギックリ腰など体の不調につながるようです。

自律神経は末梢神経の一つ、体の隅々にまで網の目のように張りめぐらされた、細密なネットワーク機能により、内臓の働きや呼吸、血液循環、消化、代謝や体温の調整を、24時間休むことなく行っています。その私たちが生きていくための、要となっている自律神経を乱さないためにも、季節の変化に耐えられるだけの体力や、免疫力を落とさない必要があります。

ギックリ腰など、痛みが起きてから体の不調に気が付くのではなく、前もって痛みに変わらない準備を怠らないように心がけてください。

 

ギックリ腰になってしまったら

そうは言っても、なるときはなってしまいます。
ギックリ腰になってからジタバタしないためにも、なってしまったらどうするべきか?覚えておきましょう。

ギックリ腰になった瞬間は?
はじめてギグッとなった瞬間は、皆何が起きたのか?その衝撃に、どうしてよいものか?わからなくなるようです。
また何度も経験していれば、尚のこと、あの痛みの衝撃が蘇り、その恐怖に体は強烈に委縮してしまいます。

なったときの対処によって、慌ててさらに酷い状態になることもあれば、うまくやり過ごす、回避することも可能です。

まず、ギグッっとなったら、最初にしなくてはいけないこと、それは呼吸です。
意識的に深呼吸を体全体で行います。
これは痛みがあってもなくても、頑張って大きく4,5回呼吸し続けます。
そして、呼吸出来ていることを意識し続けながら、次にゆっくり体勢を整えます。
安定していて、体の力を極力抜ける体勢になりましょう。
その際に近くに支えになる机などに、手を伸ばせるようであれば、それらを支えに体勢移動をして下さい。
出来るだけ痛みの出ない体勢になれたら、暫くそのままでいましょう。
軽いギックリ腰であれば、すぐに立って腰を回したり、腰を伸ばしたり、することが出来ますが、それはまだ今はしてはいけません。
暫くそのままで呼吸と共にじっとしていましょう。
4,5分そのままでいたら、その体勢から、椅子などに座っていたら立つ、地面に座っていたら、椅子など少し高いところに座りなおします。
その移動の際も、深呼吸を止めないことが大切です。踏ん張ったり、力んだり、呼吸が止まりやすいので、そうしたときは、更に大げさに呼吸をしながら動きます。
少し動くのも痛みが強いようでしたら、もう暫くそのままでいましょう。
その際も呼吸を忘れないことと、動かしても痛みが連動しない、手や足首は動かして、それらが強張らないようにします。

ギックリ腰になった瞬間は、ここまでのことが自身で出来れば、OKです。
ひどいギックリ腰の場合、呼吸ですら腰に響くこともありますが、深い呼吸が出来なくても、呼吸を止めないことが大切です。

ギックリ腰になったら冷やす?温める?
これも迷うところです。
炎症していたら、温めずに冷やす。
炎症してなければ、ギックリ直後はどちらでもいいので、気持ちのいいほうを選んでください。
ただし、冷やすほうを選択した場合(冷やす時間は、通常一回15分くらい)、その後すぐ動いてはいけません。30分ぐらいは動かずにいてください。冷やすも温めるも、その共通した目的は血行増進です。また冷やすほうは、患部の感覚を麻痺させる目的もあります。そのため、冷たくなった患部をそのままに、すぐに動いてしまうのは危険で、通常の体温に戻るまでに、30分ぐらいの時間が必要になります。
温める場合、その後痛みがグッと減ったりすると、腰を伸ばしたり、回したりして、痛みを確認したくなるようですが、直後は決してしないのと、直接腰を回したり伸ばしたりは、1日ぐらい置いてからにしてください。

炎症しているか?してないか?の判断は?
どの体勢になっても痛みが無くならない、常に痛みがある場合は、炎症の可能性があり、温めず、冷やします。
体勢によっては痛みがない、また自力で体を動かせるようであれば、炎症の可能性は低く、冷やす、または温めるを選択してください。

但しあくまで自身の判断では限界がありますので、その後専門家の判断を仰ぐことをお勧めします。

ギックリ腰になったら安静?
強い痛みに自力で動くのも辛いようであれば、24時間から30時間程度は安静にしているしかありません。
ですが、その痛みに耐えられ動くことも可能であれば、出来るだけ通常通り生活をすることをお勧めします。

安静にして回復を待つより、動いていたほうが回復までの時間が、圧倒的に速いことがわかっています。
痛みがある間は、怖がって動かないでいるよりは、多少の痛みが伴ったとしても、積極的に動くことで回復を早め、ギックリ腰に対する恐怖心(トラウマ)も軽くなります。

ギックリ腰になったら専門家に見せる?
出来るだけ早く受診し、ギックリ腰の状態を確認してもらいましょう。
例え痛みが楽になったとは言え、痛みがある最中に強張ってしまった、筋肉や関節を調整してもらってください。

なんちゃってギックリ腰

何度とギックリ腰を経験している人の中に、その気配だけに恐怖し、動けなくなってしまう方がいらっしゃいます。

そうした人たちには、とても強烈な痛みに苦しんだギックリ腰の過去があり、そのつらいイメージが、瞬間で蘇り、反射的に動けなくなってしまうようです。

這うようにして来たのに、実際診てみると何ともなく、なんてこともあり、それでも本人は怖がって、強張っているのですが、何ともなっていないことを、理解してもらうと、強張った体も和らぎを取り戻します。

背中に蜂が止まってると思い込んでる間は、飛び立ったこと、いないことを確認するまでは、恐怖が消えませんよね。

ギックリ腰の国立整体院ボディデザインでの整体

当院では、ギックリ腰になったら、出来るだけ早くの来院をお勧めしています。

大切なことは
体の調整
下半身の動きをスムーズに、強張った関節の動きを取り戻します。

状態の理解
体の状態を説明し、理解してもらいます。思い込みで体を過剰評価しないように、現状を理解してもらい、分からない恐怖に怖がり続けるのではなく、安心して痛みと向き合ってもらいます。

動作の確認
それまで難なくこなしていた、立ち上がったり、座ったり、寝返り打ったり、など、痛みで出来なくなると、どうしていたのか分からなくなってしまうことが多く、そうした動作を確認して、無理やり動いたり、さらに腰を痛めるような動作をしないため、確認作業を行います。

明石家さんまさんが、ギックリ腰になった時のエピソードを、以前テレビで話していたのを聞いたことがあります。 曰く、その瞬間、ギグッっときたら、大声と共に、体を勢いよく動かすのだそうです。 すると、何ともなく、痛みもしなれば、違和感もなく、元の体になるようです。 さんまさん流石です! 恐怖に負けず、怖がらず、迷いなく行えたことが、勝因ですね。 こうした成功体験は自信につながり、体への信頼度もアップします。 といって、お勧めはしませんが、さんまさんが更に好きになりました!

 

「整体って痛そうだから怖い」という方へ

整体ってバキバキッっと骨を鳴らしたり、痛くされると思ってはいませんか?
もちろん、カイロプラティックのように、ボキボキッっとするのも整体ですし、顔が歪むような痛みに耐えなければならない整体もあると思います。

ご安心ください!当院の整体はボキボキッはしませんし、顔が歪むような痛みを経験をする必要はありません。とても気持ちの良いリズミカルな刺激で調整する整体ですので、是非ご体験ください。

当院で実施する整体のテクニック
手技療法(指針整体/内臓マニュピレーション)、運動療法(マッスルエナジーテクニック/PNF)、姿勢動作分析、セルフケア指導(ストレッチ/セルフ整体)、動作運動指導

「整体って何をするの」という方へ

国立整体院ボディデザインの整体は、緊張した筋肉や、緩んでしまった筋肉を、気持ちの良い刺激で調整し、バランスを整えていくことで、動きやすく、動きたくなる体にしていきます。

動きやすい体になることが、痛みや違和感で苦しい体を改善に向かわせる最短距離です!

慢性、または急性の肩こり、腰痛、ぎっくり腰、膝痛、股関節の痛み、坐骨神経痛、頭痛、首筋のはり、背中のはりや痛み、腕が上がらない、疲れが抜けない、眠れない、むくみ、冷え、、、、、、
人は体に痛みや違和感を覚えると、「良くなる方向」へ体が向かうように試行錯誤をするものです。
しかし、時にその試行錯誤が筋肉を硬くしてしまったり、関節の動きを悪くして可動域を少なくなってしまったり、強引に無理矢理に動かしたりしてしまったりすることで、「良くなる方向」がどちらにあるのか分からなくなってしまうこともあるのです。
見極めはとても難しいですね。

その「良くなる方向」がどちらにあるのか?
体にその方向づけをしてあげるのが整体の狙いです。

そして整体後は?

風船が付いているような、そんな体を目指してます!

整体後は、両足でしっかり真っすぐに立て、「軽くなったな~」って、気持ちよくお帰りいただきたいと思っております。

軽くなった体で、呼吸も楽に足取りも軽く目線も変わり、帰りの景色が違って見えるような、そんな整体を目指しています。

風船が2つ、3つ、4つと付いているような、そんな体でお帰りください。

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